« 佐佳枝廼社表参道 | メイン | 福の井 其ノ弐 »

2010年05月10日

福の井 其ノ壱

 福井は、越前福井藩三十二万石の城下町として発達しました。
本来ならば、しっとりと趣きのあるたたずまいを残しているはずなのですが、
昭和二十年七月十九日の福井空襲、昭和二十三年六月二十八日の
福井地震という未曾有の災害で跡形なく灰燼に帰しました。

以後は無からの復興の歴史となります。

 あの悲しく、惨めな記憶を振り切って、復興発展へと
血と汗を流してきた先人たちには尊敬と感謝の念で頭を
垂れるのみですが、叫ばれて久しい中心市街地の活性化、
近年次々に消えていく老舗に思いを馳せると、幾重にも
巡らされていた濠など城下町としての遺構が、都市計画の
名のもと埋め立てられてしまったことと重なって、あの時の
あきらめのよさが何ともうらめしい思い出で一杯です。

次回に続く

投稿者 sakae : 2010年05月10日 10:24